緊急レポート!『あやかし天馬』最終巻
なんだか、いつの間にか最終回を迎えてしまった…
完全に予想外であったので、緊急レポートをお送りしよう。
購入理由は「作者が柴田亜美氏だったから」である。
そんな理由で1巻を買って、そのままずるずると4巻まで購入。
すると…4巻の帯に「クライマックス」とか書いてある。
『え〜もう終わりなの?』と半信半疑だったが…
見て驚き。『ホントに終わってる〜!しかもメッチャクチャ中途半端に。』
これは明らかに「連載打ち切(以下自主規制)」である。
確かに柴田亜美氏お得意のギャグは少なく、最初っから本格バトルもの。
ムキムキのマッチョマンが半裸で戦ったり、美形のにーちゃんが半裸を披露したり…。
柴田亜美氏ご本人はとても楽しく描いておられたと思うが。
まぁファンサービスという点では、
以前同じく「月刊少年ジャンプ」で連載されていた作品
『自由人HERO』のキャラクターたちが
アイキャッチとして顔を見せている点がある。
それらを列挙してみよう。
・1巻141ページ:「鳥王」「人王」
二人とも野球解説してます。妙にハマリ役。
・1巻164ページ:「バード」「キリー」「アラシ」
しかもバードの服の背中にはご丁寧にも「鳥」と書いてある!
・2巻64ページ:「ツナミ」
駅員さんの格好してて、とっても分かりづらいけど、多分ツナミでしょう
3巻135ページ:「乱世」「忍」
乱世は「そば処乱世」の服を、忍も「忍」と書かれた服をそれぞれ着用。
4巻はギャグ自体がほとんどない為か確認出来ず。
と、まぁ私が確認出来たのは以上のみ。もしかしたら他にもあるかもしれない。
〜全体的な感想〜
オカマの人魚「静流」や、マッチョホモのヤマタノオロチ「八雲」など
超個性的なキャラクターが多く楽しめるものの、妖怪のアレンジが凄まじい。
特に「カマイタチ」。3人一組なのは確かだが、劇中のように強い妖怪ではなく
実際は人に怪我を負わせるだけの風の妖怪である。
あと、劇中ではホトンドの妖怪が人型でしかも美形揃い…。
「ヌエ」は実際には獣みたいな妖怪だし(劇中では長髪の美形にーちゃん)、
「火車」も文字通り“火の車”だし(劇中ではヤンキーにーちゃん)…。
でもこの辺を意識すれば、他のオカルト漫画のパクリみたいになっちゃうから
仕方の無いことかもしれないが。でも「多頭竜(メデューサ)」だけは勘弁して下さい(苦笑)。
また、終盤では「鬼(かみ)の手」というかなーりギリギリの言葉も出てくる。
全体の流れとしては、1〜3巻前半まではギャグの比率も多く、
個人的にはおおいに楽しませて貰ったが、
3巻後半と4巻は何だかギュウギュウ詰めたように怒涛の展開を見せる。
それこそ、今までの伏線やら何やら全て総動員して。
しかも敵であるハズの「玉藻」も改心してしまうし…。
玉藻はあのまま散ってしまって欲しかったなぁ。
まぁ柴田亜美氏の漫画のキャラは、例え超極悪非道な敵であろうが、
根はイイ奴だったりすることが多いので、柴田亜美氏らしいと言えばらしいが。
(どうやら柴田亜美氏は「性善説」派のようである)
個人的にはやはり柴田亜美氏のギャグが好きなので、
ギャグ満載のお笑い漫画のほうが良かったが、
柴田亜美氏のアッツ〜イ漢(おとこ)のムキムキバトル漫画が好きな人には
お勧め出来ると思う。
ただギャグが少ないとはいうものの、
ページ数の都合上発生する余白などのページには
一発(?)ギャグが書いてあったり、スタッフ紹介(?)が書いてあったりと
ファンサービス旺盛である。
特にお勧めは2巻のショートストーリー「妖怪取材・九尾の狐編」と
3巻のショートストーリー「妖怪取材・ヤマタノオロチ編」。
宿敵である玉藻や八雲たちと妙に仲のいい天馬たちが面白い。
と色々言ってきたが、あくまで私・Dr.ウニボン個人の感想なので、
実際にご自分の目で楽しまれることをお勧めします。